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尿もれ・膣のゆるみ公開日 読了目安 約8

尿もれ・膣のゆるみは、あきらめなくて大丈夫

執筆:seReno オーナー(エステ現場歴12年)

正直にお伝えすると、尿もれや膣のゆるみは、あなただけの悩みでも、年のせいだとあきらめるものでもありません。40代以上の女性の、およそ2人に1人が経験している、とても身近なことです。そして原因の多くは「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉がゆるむことにあって、この筋肉は、何歳からでも鍛えられます。この記事では、尿もれと膣のゆるみがなぜ起きるのか(実は同じ原因です)から、今日からできる骨盤底筋のトレーニング、そして「これは病院へ」というサインの見分け方まで、本当のところをお話しします。

くしゃみや、笑った拍子に、ヒヤッとする。急に行きたくなって、間に合うか不安になる。でも恥ずかしくて、誰にも言えない。そんな悩みだからこそ、東京・白金台でフェムケア専門サロンを営む私が、エステの現場で12年間見てきた立場から書くことにしました。

この記事でわかること

    • 尿もれって私だけ?(いいえ。40代以上の2人に1人が経験しています)
    • なぜ漏れる・ゆるむの?(尿もれも膣のゆるみも、原因は同じ「骨盤底筋」)
    • 産後じゃないのに、どうして?(加齢やホルモンの変化でも起こります)
    • 今日からどうすればいい?(骨盤底筋トレを、手順つきで紹介します)
    • これは病院?(尿もれの種類と、受診の目安を表にしました)

    尿もれ・ゆるみは、恥ずかしいことではありません

    まず、安心してほしいことから始めます。尿もれは、40代以上の女性のおよそ2人に1人が経験しています。デリケートゾーンの悩みの中でも、尿もれ・頻尿はいつも上位にくる、いちばん身近な悩みのひとつです。

    でも、これはなかなか人に言えない。「私だけかも」「もう年だから仕方ない」と、ひとりで抱えてしまう方が、本当に多いんです。

    そして、これは産後の方だけの悩みでもありません。お風呂上がりに、膣からお湯がじわっと出てくる「湯もれ」も含めて、出産を経験していない30代の方でも気にされている、という声を聞きます。私のまわりにも、産後に何もケアをしないままきて、今も気にしているスタッフがいます。だから、どうか「自分だけ」「もう遅い」と思わないでください。

    「尿もれ」と「膣のゆるみ」は、実は同じ根っこ

    意外に思われるかもしれませんが、尿もれと膣のゆるみは、もとをたどると同じ原因にたどりつきます。それが「骨盤底筋」という筋肉です。

    骨盤底筋は、骨盤の底で、ハンモックのように膀胱や子宮を下から支えている筋肉です。おしっこの出口(尿道)を締める役割も、膣を締める役割も、この筋肉が担っています。

    つまり、この骨盤底筋がゆるむと、尿道を締める力が弱まって「尿もれ」に、膣を締める力が弱まって「ゆるみ」につながります。さきほどの「湯もれ」も、膣がゆるんで、入ったお湯を保てなくなったサインのひとつです。別々の悩みに見えて、根っこは同じ。だからこそ、ケアの方向も同じです。骨盤底筋をいたわることが、両方への近道になります。

    尿もれは「産後だけ」じゃない。40代・50代で増える理由

    「尿もれは、産後の人のもの」と思っていませんか。たしかに出産は大きなきっかけのひとつですが、実は産後だけの話ではありません。骨盤底筋は、いくつかの理由で少しずつゆるんでいきます。

    出産。 赤ちゃんが通るとき、骨盤底筋は大きく引き伸ばされ、ときに傷つきます。産後にある程度は戻りますが、完全に元どおりとはいきません。

    加齢。 年齢とともに、どの筋肉も少しずつ衰えます。骨盤底筋も同じで、膣の粘膜の弾力(コラーゲン)も減っていきます。

    ホルモンの変化。 40代後半からの更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)が減っていきます。このホルモンは筋肉や粘膜のハリを保つ働きがあるので、減ると骨盤底筋もゆるみやすくなります。だから、産後かどうかに関係なく、40代・50代で気になり始める方が多いんです。

    このほか、運動不足や、長時間同じ姿勢でいることも、じわじわ効いてきます。

    「私は産後じゃないのに」でも、「もう年だから」でもなく、「筋肉が少しゆるんできただけ」。そう捉えると、やることはとてもシンプルになります。

    尿もれには種類があります(そして、病院のサインも)

    ケアの前に、尿もれの「種類」を知っておくと安心です。大きく2つあります。

    ひとつは、腹圧性(ふくあつせい)。くしゃみ・咳・笑ったとき、重い荷物を持ったとき、走ったときなど、お腹に力が入った拍子に漏れるタイプです。女性の尿もれでいちばん多く、骨盤底筋のゆるみが主な原因。骨盤底筋トレが効きやすいのは、このタイプです。

    もうひとつは、切迫性(せっぱくせい)。急に強い尿意がきて、トイレまで我慢できずに漏れてしまうタイプ。こちらは骨盤底筋トレだけでなく、お薬が助けになることもあります。

    両方が混ざることもあります。そして、次のような場合は、セルフケアより先に病院でみてもらってください。

    こうした「病院に行くべきサイン」をお伝えするのも、私たちの役目だと思っています。

    今日からできる、骨盤底筋トレーニング

    ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。医師もすすめる「ケーゲル体操」を紹介します。道具もいらず、寝たままできます。

    骨盤底筋は、何歳からでも鍛えられる筋肉です。

    1. 1仰向けになって、両膝を軽く立てます(慣れたら、座っても立ってでもOK)
    2. 2おしっこを途中で止めるイメージで、膣と肛門をキュッと締めます
    3. 3そのまま10秒キープします(きつければ5秒から)
    4. 410秒かけて、ゆっくりゆるめます
    5. 5これを20回で1セット。1日3回を目安にします

    コツは、お腹・太もも・お尻に力を入れず、締めるのは骨盤底筋だけにすること。最初は感覚がつかみにくいので、「おしっこを我慢する感じ」を思い出しながらで大丈夫です。

    続けるいちばんのコツは、「ながら」でやること。歯みがきしながら、信号待ちしながら、テレビを見ながら。生活の中に混ぜてしまえば、忘れません。

    効果は、すぐには出ません。数週間から数ヶ月かけて、少しずつ変わっていくものです。焦らず、習慣にするのが近道です。

    セルフケアで足りないと感じたら

    自分でやってみたけれど、骨盤底筋を締める感覚がつかめない。一人だと続かない。そんなときの選択肢として、サロンケアがあります。目的別に整理すると、こうです。

    セルフケアエステサロン医療(泌尿器科・婦人科)
    主な目的予防・骨盤底筋を自分で鍛える骨盤底筋ケアの習慣づくり・引き締めのサポート尿失禁・臓器脱の診断と治療
    やること骨盤底筋トレ(ケーゲル体操)・生活習慣の見直し専用機器で骨盤底筋にアプローチ、ホームケアの指導検査、お薬、手術など
    向いている人まず自分で始めたい一人だと続かない・締める感覚がつかめない症状が重い・骨盤臓器脱が疑われる

    エステ現場12年の実務者の視点で整理しています

    先にはっきり書いておきます。エステサロンでできるのは、治療ではなくケアです。症状が重いときや、骨盤臓器脱が疑われるときは、まず病院へ。そのうえで、seRenoのサロンケアを少しだけ紹介します。

    自分では動かしにくい筋肉に、届く

    骨盤底筋は、体の奥にあって、自分の意思では動かしにくい筋肉です。「締めているつもりで、実は締められていない」という方も、少なくありません。

    当店で使うピトンというエステ用の機器には、EMSという微弱な電気で筋肉に働きかける機能があります。自分では動かしにくい骨盤底筋に、外側からアプローチして、鍛えるのをサポートする。そういう考え方の施術です(医療機器ではありません。症状を治療するものではなく、ケアです)。

    痛みを感じるような施術ではありません。刺激には弱い1から強い10まで段階があって、強さはその場で調整できます。おもしろいことに、骨盤底筋がゆるんでいる方ほど、いちばん強い10でも何も感じにくいんです。回数を重ねて、弱い1や2でもしっかり感じられるようになっていくこと、そこを目標にケアしていきます。さきほどお話しした、産後に何もしてこなかったスタッフも、受けてみて「これは効きそう」と期待をふくらませていました。私自身も受けていますが、気持ちよくて眠ってしまうくらいです。

    もちろん、ご自宅での骨盤底筋トレが基本です。ただ、さきほどお伝えしたように、骨盤底筋は自分では動かしにくい筋肉。だからこそ、EMSで「締める感覚」そのものをつかむ、一人だと続かないところを通うことで習慣にする。ここは、サロンだからできることです。自宅ケアとサロンケアは、どちらか一方ではなく、組み合わせるのがいちばんの近道だと思っています。

    お部屋は完全個室。いきなり施術ではなく、まずはカウンセリングだけ(30分〜1時間ほど)のご相談からでも大丈夫です。もっと詳しい流れは、初めての方へ(施術の流れ)でもお話ししています。

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    よくある質問

    Q尿もれは年のせいだから、仕方ないですよね?

    いいえ。骨盤底筋は、何歳からでも鍛えられます。続けるうちに変わっていく方も多いです。ただし、急に悪化した・量が多いといった場合は病気のこともあるので、我慢せず一度みてもらってください。

    Q手術をしないと治らないのでしょうか?

    いちばん多い腹圧性のタイプは、まず骨盤底筋トレやケアから始めるのが一般的です。手術は選択肢のひとつで、最初から必要になるわけではありません。気になるときは、医師とよく相談してください。

    Q吸水パッドでしのげば、それでいいですか?

    パッドは、日々の安心の助けになります。ただ、根っこの骨盤底筋をケアすると、変わっていく方もいます。パッドだけに頼らず、両輪で向き合うのがおすすめです。

    Q恥ずかしくて、行く勇気が出ません。

    その気持ちのまま来ていただいて大丈夫です。完全個室で、まずはカウンセリングだけでも大丈夫。デリケートなお悩みを毎日たくさん伺っていますから、どうか身構えずにいらしてください。

    あきらめない人の、これからのために

    尿もれや膣のゆるみは、体の悩みであると同時に、「もう年かな」と自分に線を引いてしまう、気持ちの悩みでもあります。くしゃみも、思いきり笑うことも、旅行も、気にせず楽しめること。骨盤底筋は、何歳からでも、ちゃんと応えてくれる筋肉です。だから、あきらめないでください。

    読んで終わりでも、今日ひとつ、キュッと締めてみるだけでも、十分な一歩です。もし気になることがあれば、その時はどうぞ。

    「初めてです」から始める

    緊張するのは当然です。あとは全部ご案内します

    参考文献・出典を見る(4件)
    1. 女性の尿失禁の種類(腹圧性・切迫性)と原因・腹圧性が最多 https://naminamicl.jp/column/urineleakage/urineleakage_type/https://twmu-amc.jp/mce/prsurgery/type/1.html
    2. 尿もれの年代別データ(40代以上の約2人に1人・気になり始めは40代最多) 花王 FemCare LAB https://www.kao.com/jp/femcarelab/enq/result01/ / CREA https://crea.bunshun.jp/articles/-/41088
    3. 膣のゆるみの原因(出産・加齢・エストロゲン低下)と骨盤底筋トレ(ケーゲル体操) https://www.uenoclinic.com/cosmetic_dermatology/vagina-looseness/https://www.met-beautyclinic.jp/column/09/https://ninomiya-lc.jp/column/vagina-loose/
    4. 骨盤臓器脱・尿失禁の受診の目安 https://www.jspog.com/general/details_17.htmlhttps://konenki-sodan.jp/konenki-syoujyou/hinyouki-seishokuki/nyou-shikkin/

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    当コラムは、エステサロンとしての情報提供を目的としています。症状の診断や治療が必要な場合は、 婦人科・皮膚科など医療機関にご相談ください。