膣トレは効果ない?続けても変わらないと感じる本当の理由
執筆:Aya(seReno オーナー)

結論からお伝えすると、膣トレは「効果がない」わけではありません。膣トレ、つまり骨盤底筋という筋肉を鍛えるトレーニングは、医学の世界では尿もれの「まず最初に試す方法」として認められています。それでも「続けているのに変わらない」と感じる方が多いのは、多くの場合、骨盤底筋を正しく動かせていないから。この筋肉は体の奥にあって、自分では動かしにくいのです。この記事では、膣トレが本当に効くのか、なぜ効果を感じにくいのか、そして正しいやり方と「続けても変わらないとき」の選択肢まで、順番にお話しします。
「膣トレ 効果ない」と検索して、ここにたどり着いた方も多いと思います。頑張っているのに変化がないと、もうやめようかなと思いますよね。だからこそ、東京・白金台でフェムケア専門サロンを営む私が、サロンの現場で多くの女性の悩みと向き合ってきた立場から、正直なところをお話しします。
この記事でわかること
- 膣トレって本当に効果あるの?(はい。医学的に効果が認められています)
- じゃあ、なぜ効果を感じないの?(骨盤底筋を正しく動かせていないことが多いです)
- 骨盤底筋ってどこ?(体の奥にある、自分では意識しにくい筋肉です。位置図つき)
- 正しいやり方は?(ケーゲル体操を、手順と早見表つきで紹介します)
- 続けても変わらないときは?(セルフ・サロン・医療の選び方を表にしました)
“尿もれや膣のゆるみそのものの原因については、尿もれ・膣のゆるみは、あきらめなくて大丈夫で詳しくお話ししています。この記事は、その対策としての「膣トレ」にしぼって深めていきます。”
膣トレは、医学的には「効果あり」と認められています
まず、いちばん大事なことから。膣トレは効果がない、というのは正しくありません。
膣トレというのは、「骨盤底筋(こつばんていきん)」という筋肉を鍛えるトレーニングのこと。ケーゲル体操とも呼ばれます。この骨盤底筋のトレーニングは、尿もれに対して「まず最初に試すべき方法」だと、世界的な医療のガイドラインで位置づけられています。
数字でみても、はっきりしています。ある大規模な研究のまとめでは、骨盤底筋トレを続けた女性は、何もしなかった女性にくらべて、尿もれが「治った」と答えた割合が何倍も高い、という結果が出ています。手術やお薬に頼る前に、まず自分でできることとして、医療の現場でもすすめられているのです。
だから、膣トレそのものに効果がない、ということはありません。問題は「効果があるはずのことを、正しくできているか」なんです。
じゃあ、なぜ「効果ない」と感じる人が多いの?
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。膣トレは効くはずなのに、多くの方が「効果ない」と感じてしまう。その理由は、大きく3つあります。
理由1|骨盤底筋を、正しく締められていない
これがいちばん多い理由です。ある研究では、初めて骨盤底筋を締めようとした女性のうち、正しく収縮できていなかった人が一定の割合でいた、と報告されています。研究によっては、半分近い人が正しくできていなかった、というものもあります。「締めているつもり」でも、実はお腹やお尻に力が入っているだけ、ということが本当に多いのです。
理由2|骨盤底筋は、そもそも意識しにくい筋肉
腕や脚の筋肉とちがって、骨盤底筋は体の奥にあって、目でも見えないし、動かしても感覚がつかみにくい。だから「今、ちゃんと使えているか」が自分では分かりづらいんです。私がサロンでお伝えするときは、「おしっこを途中で止めるときの、キュッと締まる感じ」とお話ししています。もう少し言い添えると、膣と肛門を締めて、そのまま体の奥(おへその方向)へ軽く引き上げるイメージ。この「引き上げる」感覚がつかめると、ぐっと効かせやすくなります。
理由3|効果が出るまでに、時間がかかる
骨盤底筋トレは、始めてすぐに変わるものではありません。数週間から数ヶ月かけて、じわじわ変わっていくもの。効果を感じる前に「意味ないのかな」とやめてしまうと、そこで止まってしまいます。
つまり、「膣トレ 効果ない」と感じるのは、あなたの頑張りが足りないからではありません。正しく効かせる感覚がつかめていないか、変化を待つ前にやめてしまっているか。多くはこのどちらかなんです。
骨盤底筋はどこ?鍛え方と正しいケーゲル体操
では、正しいやり方をお伝えします。「骨盤底筋 どこ」と探している方も多いので、場所からいきますね。
骨盤底筋の場所
骨盤底筋は、骨盤の底で、ハンモックのように膀胱や子宮を下から支えている筋肉です。おしっこを途中で止めるときや、おならを我慢するときに、キュッと締まる。あの筋肉です。まずは、その感覚を思い出すところから始めましょう。

基本のケーゲル体操(鍛え方の手順)
- 1仰向けになって、両膝を軽く立てます(慣れたら、座っても立ってでもOK)
- 2おしっこを途中で止めるイメージで、膣と肛門をキュッと締めます
- 3そのまま5秒キープします(慣れたら10秒へ)
- 4ゆっくり、じんわりゆるめます
- 5これを8回から10回で1セット。1日3回を目安にします
ケーゲル体操の目安(早見表)
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 1回の動き | キュッと締めて5秒キープ(慣れたら10秒)→ じんわりゆるめる |
| 回数 | 8〜10回で1セット |
| 頻度 | 1日3セット |
| 期間 | まずは数ヶ月(医療ガイドラインの目安は最低3ヶ月) |
| 姿勢 | 仰向け・座位から。慣れたら立ったままでもOK |
| やりがちなNG | お腹・太もも・お尻に力が入る/息を止める |
フェムケア専門サロン運営者の視点で整理しています
コツは、お腹・太もも・お尻には力を入れず、締めるのは骨盤底筋だけにすること。息は止めず、自然に呼吸を続けます。最初は「立ったまま」より、仰向けや座った姿勢のほうが感覚をつかみやすいです。
続けるコツは「ながら」
続けるいちばんのコツは、「ながら」でやることです。歯みがきしながら、信号待ちしながら、テレビを見ながら。生活の中に混ぜてしまえば、忘れません。1日3回×各8回以上を、まずは数ヶ月。これが、医療のガイドラインでも目安とされている続け方です。
数ヶ月たってから「締める場所が違っていた」と気づくのが、いちばんの遠回りです。最初に一度だけ、締める感覚が合っているかをプロと確かめておく。そんな近道もあります。
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年代で変わる骨盤底筋。そして、病院のサイン
骨盤底筋がゆるむ背景は、年代によって少しずつ違います。
産後の方へ
出産のとき、骨盤底筋は大きく引き伸ばされます。産後にケアを始めると、尿もれの予防に役立つことが、質の高い研究で確かめられています。産前産後の骨盤底筋トレは、体に害のない、安全なケアです。
40代・50代の方へ
更年期には、女性ホルモン(エストロゲン)が減っていきます。このホルモンは筋肉や粘膜のハリを保つ働きがあるので、減ると骨盤底筋もゆるみやすくなります。つまり、更年期に気になり始めるのは、あなたの努力不足ではなく、ホルモンの自然な変化のせい。だから、責める必要はまったくありません。
そのうえで、次のような場合は、セルフケアより先に病院でみてもらってください。
エステでできるのはあくまでケアで、治療ではありません。この線引きをきちんとお伝えするのも、私たちの役目だと思っています。
セルフでうまくできているか不安なとき
自分でやってみたけれど、締める感覚がつかめない。一人だと続かない。正しくできているか分からない。そんなときの選択肢を、正直に整理しておきます。
| セルフケア | エステサロン | 医療(泌尿器科・婦人科) | |
|---|---|---|---|
| 主な目的 | 自分で骨盤底筋を鍛える | 締める感覚をつかむ・習慣づくりのサポート | 尿失禁・臓器脱の診断と治療 |
| やること | 膣トレ(ケーゲル体操)・生活習慣の見直し | 専用機器で骨盤底筋にアプローチ、やり方の相談 | 検査、お薬、手術など |
| ペースの目安 | 毎日の習慣 | 2週間に1回ほどの継続 | 医師の診断・治療計画による |
| 向いている人 | まず自分で始めたい | 感覚がつかめない・一人だと続かない | 症状が重い・骨盤臓器脱が疑われる |
フェムケア専門サロン運営者の視点で整理しています
先にはっきり書いておきます。膣トレは、あくまで自分で行うセルフケアが基本です。サロンは、その膣トレの代わりではありません。「正しく動かせているか分からない」ところを助けるための、補助の場所です。
自分では動かしにくい筋肉に、外側から
当店で使うピトンというエステ用の機器には、EMSという微弱な電気で筋肉に働きかける機能があります。膣の中に器具を入れることはなく、体の外側から、骨盤底筋にアプローチする施術です(医療機器ではありません。症状を治療するものではなく、ケアです)。
さきほどお伝えしたように、骨盤底筋は自分では動かしにくい筋肉。だからこそ、EMSで「締める感覚」そのものをつかむ。そのお手伝いをします。お部屋は完全個室で、落ち着いた雰囲気です。刺激のレベルは一緒に確認しながら進めるので、これまで「痛い」とおっしゃった方はいません。むしろ、途中で気持ちよく眠ってしまう方がほとんどです。膣の中に器具を入れることもないので、どうか安心していらしてください。
はじめての方は、まず「いま、自分はレベルいくつで感じるのか」を確かめるところから始まります。刺激には弱い1から強い10まで段階があって、骨盤底筋がゆるんでいる方ほど、強いレベルでも感じにくいもの。つまり、感じ方そのものが、自分の骨盤底筋の"今"を知る手がかりになります。数ヶ月自己流でがんばる前に、ここが分かること。それが体験のいちばんの価値だと、私は思っています。
もちろん、ご自宅での膣トレが基本です。EMSで感覚をつかみ、一人だと続かないところを通うことで習慣にする。自宅ケアとサロンケアは、どちらか一方ではなく、組み合わせるのがいちばんの近道だと思っています。
はじめての方へ(流れ)
「行ってみたいけれど、何をされるのか不安」という方のために、流れを簡単にお伝えしますね。
- 1まずはカウンセリング(30分〜1時間ほど)。いきなり施術ではなく、相談だけでも大丈夫です
- 2施術は完全個室で、照明を少し落としてから。刺激のレベルは一緒に確認しながら進めます
- 3施術のあとも、気になることが出てきたらLINEで気軽に相談できます
もっと詳しい流れは、初めての方へ(施術の流れ)でもお話ししています。
料金・初回体験の目安
はじめての方には、まず「フェムケア体験」がおすすめです。料金の目安はこちらです。
| メニュー | 時間 | 料金(税込) |
|---|---|---|
| フェムケア体験(初めての方向け) | 約60分 | ¥15,000 |
| フェムケア 6回コース | 約90分 × 6回 | ¥132,000(6回目以降 ¥18,000/回) |
フェムケア専門サロン運営者の視点で整理しています
すべてのメニューにカウンセリングが含まれます。体験でも、カウンセリング → レベルを確かめながらの施術 → ご自宅の膣トレのアドバイスまで、ひととおり体感いただけます。「まずは体験だけ」「話を聞くだけ」でも大丈夫です。体験は1回完結の単発メニューで、コース料金への充当はありません。くわしいメニューは料金・メニュー一覧でご覧いただけます。
「膣トレの記事を見ました」とLINEで送るだけでOK。申し込まなくても大丈夫です
膣トレ よくある質問
膣トレは、何日くらいで効果が出ますか?
すぐには出ません。そして、サロンケアだけですぐ変わるものでもないので、ご自宅でのトレーニングも一緒に続けていただくのが基本です。当店のサロンケアは2週間に1回のペースで、計6回。3ヶ月ほど通っていただくと、ご自身で締める感覚の手ごたえをつかめてくる方が多いです。
市販の膣トレグッズと、何が違うのですか?
グッズも、正しく使えれば役立ちます。ただ、いちばんの課題は「骨盤底筋を正しく締められているか」。そこが分からないままだと、道具を使っても効きにくいことがあります。まずは感覚をつかむことが先です。
妊娠中や産後すぐでも、膣トレしていいですか?
産前産後の骨盤底筋トレは、体に害のない安全なケアとされていて、産後の尿もれの予防に役立つことも確かめられています。ただし、妊娠中の体調や、産後の傷の回復には個人差があります。帝王切開や会陰の傷が気になる時期は無理をせず、かかりつけの医師や助産師に確認してから始めると安心です。
膣トレは、やりすぎてもいいのですか?
回数を増やすことより、毎日続けることのほうがずっと大事です。目安(1日3セット)を大きく超えてがんばると、お腹やお尻に力が入る"力み癖"がつきやすくなり、かえって効かせにくくなることがあります。1回1回をていねいに、が近道です。
「膣トレは意味ない」という記事も見ました。本当ですか?
「まったく意味がない」というのは、正しくありません。医学的には、尿もれに対してまず試す方法として認められています。ただ、正しくできていないと効果を感じにくいのも事実。だから「意味ない」ではなく「正しくやれば効く」が本当のところです。
施術は痛くないですか?恥ずかしくないですか?
痛みを感じるような施術ではありません。刺激のレベルも一緒に確認しながら進めます。完全個室で、膣の中に器具を入れることもありません。まずはカウンセリングだけでも大丈夫です。
続けた人だけが、変わっていけます
膣トレでいちばん難しいのは、自分ひとりで、その筋肉を意識すること。正直、ここでつまずく方が本当に多いんです。だからこそ、当店のEMSで「これがその筋肉だ」という位置を一度つかんでおくと、おうちでのトレーニングの手ごたえが変わってきます。ひとりでは分かりにくい感覚を、体で覚える。その最初のきっかけとして、迷ったときは一度、体験してみてください。
読んで終わりでも、今この瞬間に一度キュッと締めてみるだけでも、十分な一歩です。
緊張するのは当然です。あとは全部ご案内します
参考文献・出典を見る(6件)
- 骨盤底筋トレ(PFMT)は尿失禁の第一選択治療・治癒率が対照群の複数倍(Cochrane CD005654) https://www.cochrane.org/evidence/CD005654_pelvic-floor-muscle-training-urinary-incontinence-women / https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30704907/
- 最低3ヶ月の指導下骨盤底筋トレを第一選択・1日3回×各8回以上(NICE NG123 / QS77) https://www.nice.org.uk/guidance/ng123 / https://www.nice.org.uk/guidance/qs77/chapter/quality-statement-4-supervised-pelvic-floor-muscle-training
- 自己流では正しく収縮できない人が一定割合いる https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23321652/ / https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC9368630/
- 産前産後の骨盤底筋トレは尿失禁の予防に有効・有害事象ほぼなし(Cochrane CD007471) https://www.cochranelibrary.com/cdsr/doi/10.1002/14651858.CD007471.pub4/full
- 更年期のエストロゲン低下と骨盤底の変化 https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6376984/ / https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5820624/
- 骨盤底筋の位置・ケーゲル体操の手順(一般的セルフケア) https://www.uenoclinic.com/cosmetic_dermatology/vagina-looseness/
Voice
お客様の声
EMSで自分の状態やレベルが分かったので、目標ができました。
はじめはレベル10でも何も感じなかったのに、今はレベル2でも刺激を感じるようになりました。
デリケートゾーンの悩みは恥ずかしいと思っていましたが、スタッフさんが自然に話を聞いてくださり安心できました。
もっと早く相談すればよかったと思いました。
押し売りがなく、安心して相談できました。
女性同士だからこそ話しやすく、緊張せずに過ごせました。
※ 実際にご来店いただいたお客様の声(一部抜粋)。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
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