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フェムケアとは?7割が知らない言葉の意味と、悩み別の始め方

執筆:Aya(seReno オーナー)

フェムケアとは?7割が知らない言葉の意味と、悩み別の始め方

フェムケアとは、生理・デリケートゾーン・更年期など、女性特有の体の悩みをケアする製品やサービス、毎日の習慣の総称です。——と言葉で説明されても、ピンとこないかもしれません。それもそのはず。調査では、「フェムケア」という言葉の意味がわからない女性は7割を超えています。知らないのは、あなただけではなく多数派なんです。この記事では、フェムケアの意味とフェムテックとの違い、なぜ今よく聞くのか、そして生理・黒ずみ・尿もれ・におい・更年期という悩み別に「どこから始めればいいか」まで、できるだけ簡単にお話しします。

私は東京・白金台でフェムケア専門サロンを営んでいますが、「フェムケアという言葉、初めて聞きました」というお客様は今も多いです。難しい言葉を覚えてもらうことより、あなたの悩みに合う入口を見つけてもらうこと。この記事のゴールは、それだけです。

この記事でわかること

  • フェムケアって何?(女性の体の悩みをケアする製品・サービス・習慣の総称です)
  • フェムテックと何が違うの?(テクノロジーを使うかどうか。表で比べられます)
  • なぜ最近よく聞くの?(国が推進し、市場も拡大しているからです)
  • 私はどれから始めればいい?(生理・黒ずみ・尿もれ・におい・更年期の悩み別に案内します)
  • サロンでは何をするの?(カウンセリングから施術・自宅ケアまでの流れを紹介します)

フェムケアとは?意味を簡単に

フェムケアは、「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を合わせた言葉です。生理のつらさ、デリケートゾーンの悩み、妊娠・出産にまつわる変化、更年期のゆらぎ——そうした女性特有の体の悩みをケアする製品・サービス・習慣の総称です。

具体的には、デリケートゾーン専用ソープでのやさしい洗浄や保湿、吸水ショーツ、体を温める温活、骨盤底筋のトレーニング、サロンや婦人科でのケア。ぜんぶフェムケアです。特別な道具や知識が必要な「新しい何か」ではなく、もともとあった悩みに、やっと名前とケアの選択肢がついたもの、と捉えるのがいちばん実態に近いと思います。

「知らない」が7割超。あなたが普通です

2025年の調査では、「フェムケア」という言葉の意味がわからない女性は7割超。「言葉も意味も知らない」と答えた方だけで54.8%にのぼります。つまり、この言葉を知らないことは、恥ずかしいことでも遅れていることでもありません。言葉はあとからでいい。大事なのは、自分の悩みに合う入口を見つけることです。

デリケートゾーンケアとの違い

「デリケートゾーンケア」は、フェムケアの一部です。フェムケアはもっと広くて、生理・妊娠出産・更年期・心のゆらぎまで含みます。「デリケートゾーンケアも含む、大きな傘」がフェムケア、というイメージで大丈夫です。

フェムテックとの違い

似た言葉に「フェムテック」があります。違いはシンプルです。

フェムケアフェムテック
言葉の由来Feminine(女性の)× Care(ケア)Female(女性)× Technology(技術)
指すものケアの製品・サービス・習慣の全般テクノロジーで悩みを解決する製品・サービス
専用ソープ・保湿・温活・サロンでのケア生理管理アプリ・ウェアラブル機器 など

フェムケア専門サロン運営者の視点で整理しています

実際には重なる部分も多いので、厳密に分ける必要はありません。「フェムテックは、フェムケアのうちテクノロジーを使うもの」くらいの理解で十分です。

なぜ今、フェムケアが注目されているの?

理由は大きく2つあります。

ひとつは、国が動いているから。経済産業省は、生理や更年期など女性特有の健康課題による社会全体の経済損失を年間約3.4兆円と試算し、フェムテックの活用を後押ししています。「我慢すればいい話」ではなく、社会の課題として扱われるようになったのです。

もうひとつは、実際に使う人が増えているから。フェムケア&フェムテックの国内市場は2024年に約803億円、2025年には約888億円へ拡大する見込みです。中でも更年期ケアは約280億円規模まで成長していて、伸びをけん引しているのは40代・50代。「この年代で始めるのは遅い」どころか、むしろ主役です。

ただ、数字より大事なことがあります。ずっと「仕方ない」「恥ずかしい」と我慢されてきた悩みに、名前がつき、ケアの選択肢が生まれた。それがこの流れの本質です。

あなたはどれ?悩み別フェムケアの始め方

フェムケアは「全部やる」ものではありません。自分の悩みから始めるものです。当てはまるところから読んでみてください(それぞれ、くわしい記事につながっています)。

生理痛・PMSがつらい

20〜40代の85%が、生理に関する悩みを抱えているという1万人調査があります。薬は大切な選択肢。そのうえで「薬だけに頼りたくない」あなたへ、温活という選択肢を→生理痛・PMSに薬が効かないときは?

デリケートゾーンの黒ずみが気になる

67.2%が悩み、そのうち7割超が「何もしていない」——いちばん多くて、いちばん放置されている悩みです→デリケートゾーンの黒ずみは消える?

くしゃみでヒヤッとする。尿もれ・ゆるみ

40代以上の2人に1人が経験しています。原因の骨盤底筋は、何歳からでも鍛えられます→女性の尿もれ・膣のゆるみの原因は骨盤底筋?/膣トレをしても変わらないと感じている方は→膣トレは効果ない?

におい・かゆみ・ムレが気になる

デリケートゾーンの悩みのトップ3常連です(においは23%)。実は「洗いすぎ」が原因のことも→デリケートゾーンのにおいは消せる?

更年期のゆらぎを感じ始めた

50代の7割以上に更年期の症状があるとされます。更年期ケアはフェムケア市場でいちばん伸びている分野=同世代のみんなが向き合い始めています。閉経後の6〜8割が経験する変化の正体と今日からのケアは→更年期からデリケートゾーンが変わるのはなぜ?

フェムケアは何をする?今日から始められる基本のやり方

どの悩みにも共通する、基本の4つです。道具を買う前に、今日のお風呂から変えられます。

やさしく洗う

デリケートゾーンは外側だけを、たっぷりの泡でなでるように。ゴシゴシ洗いは、におい・黒ずみ・かゆみすべての敵です(正しい洗い方のNG/OK早見表はにおいの記事にあります)。

保湿でうるおいを守る

顔にはあれだけ保湿をするのに、デリケートゾーンには何もしていない方がほとんど。乾燥は、かゆみや摩擦ダメージの入口です。低刺激の専用アイテムで、お風呂上がりにやさしく。

ムレをためない

通気性のいい下着を選ぶ、おりものシートに頼りすぎない、締めつけの強い服を続けない。地味ですが、毎日のことだから効いてきます。

自分の体を知る

カレンダーに体調をメモする。お風呂で自分の体をちゃんと見る。「いつもと違う」に気づける状態をつくる——実はこれがフェムケアの出発点で、いちばん大事な習慣です。

フェムケアの全体地図(悩み別の入口と、セルフ・サロン・医療の役割分担)
フェムケアの全体地図(悩み別の入口と、セルフ・サロン・医療の役割分担)

セルフケア・サロン・医療の役割分担

先に、いちばん大事なことを。痛み・出血・強いかゆみ・いつもと明らかに違う症状があるときは、セルフケアやサロンより先に、婦人科でみてもらってください。 医療がいつでも最優先です。そのうえで、役割はこう分かれます。

セルフケアエステサロン医療(婦人科など)
主な目的予防・毎日の習慣正しいケアの習慣づくり・肌や体の環境を整えるサポート病気の診断と治療
内容の例洗い方・保湿・温活・骨盤底筋トレ専用機器でのケア・やり方の相談・続ける仕組み検査・処方薬・治療
向いている人まず自分で始めたい一人だと続かない・正しくできているか不安症状がある・悪化している

フェムケア専門サロン運営者の視点で整理しています

エステサロンにできるのは、治療ではなくケアです。この線引きを正直にお伝えするところから、フェムケアの信頼は始まると思っています。

フェムケアサロンでは何をするの?

「フェムケアサロンって、結局何をされるんだろう」——初めての方がいちばん不安なところだと思うので、当店(seReno)を例に、正直にお話しします。

  1. 1まずはカウンセリング(30分〜1時間ほど)。生活習慣や肌の状態、悩みの背景を一緒に確認します。相談だけで帰っていただいて大丈夫です
  2. 2施術は完全個室で。ピトンというエステ用の専用機器で、こすらない洗浄・保湿・骨盤底筋へのEMS・お腹まわりの温めなど、悩みに合わせたケアをします(医療機器ではありません)
  3. 3ご自宅でのケア(洗い方・保湿・トレーニング)をお伝えして、施術後もLINEで相談できます

私は、サロンの価値は「自分の"今"を知れる場所」だと思っています。EMSをどのレベルで感じるか、肌がどんな状態か、生活のどこに原因の傾向がありそうか。一人ではわからない「今」がわかると、セルフケアの精度が一気に上がる。サロンはその出発点です。

くわしくはフェムケアのご案内施術の流れをご覧ください。

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フェムケア よくある質問

フェムケアって、正直ちょっと怪しくないですか?

そう感じるのは自然だと思います。言葉の定義が広く、商品の宣伝と一緒に語られることが多い分野だからです。見分けるコツは3つ。「治る・消える」と言い切っていないか、根拠(出典)を示しているか、医療との線引きが正直か。私たちのコラムが「エステは治療ではありません」から始まるのは、そのためです。

フェムケアは何歳から始めるものですか?

何歳からでも大丈夫です。20〜30代は生理の悩み、30〜40代は産後やゆるみ、40〜50代は更年期と、年代で悩みの形が変わっていくだけ。実際、更年期世代の40代・50代が今いちばんフェムケアを始めています。

男性にもフェムケアはありますか?

フェムケアは女性向けの言葉ですが、男性のデリケートゾーンケアも少しずつ広がっています。そしてもうひとつ。パートナーの生理や更年期を「知っておく」ことは、男性にできる何よりのフェムケアだと私は思います。

フェムケアの効果は何ですか?

正直にお答えすると、フェムケアは何かを「治す」ものではありません(それは医療の仕事です)。清潔とうるおいを保つ、ムレや摩擦を減らす、体を温める、自分の体を知る——「これ以上悪くしない」と「毎日を気持ちよく過ごす」が主戦場です。悩みごとの正直な限界は、各記事の中でお話ししています。

フェムケア用のオイルやソープは使ったほうがいいですか?

道具は、目的に合っていれば心強い味方です。ただ、順番としては「何で洗うか」より先に「どう洗うか」。ゴシゴシ洗いをやめるだけでも変わります。専用品を選ぶなら、低刺激で、こすらずに使えるものを(選び方はにおいの記事でくわしく)。

フェムケアとデリケートゾーンケアは同じですか?

デリケートゾーンケアは、フェムケアの一部です。フェムケアはそれより広く、生理・妊娠出産・更年期のケアまで含む「大きな傘」です。

フェムケアは、私を好きになるケア。

私自身、ピルとの付き合いや、自分の体の変化に向き合う中でフェムケアにたどり着き、白金台でサロンを始めました(そのお話はプロフィールに書いています)。

だから最後に、これだけ。フェムケアという言葉を覚える必要はありません。今日、自分の悩みをひとつ、大切に扱ってみる。合う記事をひとつ読んでみる。お風呂でゴシゴシをやめてみる。それがもう、フェムケアです。

読んで終わりでも十分ですし、誰かに聞いてみたくなったら、その時はどうぞ。

「初めてです」から始める

緊張するのは当然です。あとは全部ご案内します

参考文献・出典を見る(9件)
  1. 「フェムケア」の意味がわからない女性7割超・「言葉も意味も知らない」54.8%(ナリス化粧品・2025年4月) https://www.naris.co.jp/news_release/wp-content/uploads/2025/04/20250410_FEMM-1.pdf
  2. 女性特有の健康課題による経済損失 約3.4兆円/年(経済産業省・2024年2月) https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/jyosei_keizaisonshitsu.pdf
  3. フェムケア&フェムテック市場規模 2024年803億9,100万円・2025年888億6,000万円見込み・更年期ケア約280億円(矢野経済研究所・薬事日報報道) https://www.yakuji.co.jp/entry127061.html
  4. フェムケア/フェムテックの定義 https://www.ilacy.jp/femcare/post_231213.htmlhttps://wakamoto-pharm.co.jp/wakanote/delicate-zone/femtech/
  5. 生理に関する悩み保有 20〜40代の85%(明治・1万人調査) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000100482.html
  6. デリケートゾーンの黒ずみに悩む女性 67.2%・対策せず73.1%(シナジア・2,000人) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000071517.html
  7. 尿もれ 40代以上の約2人に1人(花王 FemCare LAB) https://www.kao.com/jp/femcarelab/enq/result01/
  8. デリケートゾーン悩みトップ3(かゆみ・痛み28%/尿もれ・頻尿23%/におい23%)(花王 FemCare LAB) https://www.kao.com/jp/femcarelab/enq/result03/
  9. 更年期症状保有 50代の7割以上(更年期ラボ) https://ko-nenkilab.jp/investigation/

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デリケートゾーンの悩みは恥ずかしいと思っていましたが、スタッフさんが自然に話を聞いてくださり安心できました。
初めてのご相談
もっと早く相談すればよかったと思いました。
ご来店のお客様
押し売りがなく、安心して相談できました。
カウンセリングを受けて
女性同士だからこそ話しやすく、緊張せずに過ごせました。
初めてのご来店

※ 実際にご来店いただいたお客様の声(一部抜粋)。個人の感想であり、効果を保証するものではありません。

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